2012年4月5日木曜日

復興構想会議で梅原猛さんが訴えたこと(その2)

第2回会議(2011年4月23日)
http://www.cas.go.jp/jp/fukkou/pdf/gijiroku/kousou02.pdf

★私は東北の文化というのは要は縄文文化である。これは森の文化であり、海の文化です。そしてすべての生き物と共存する文化です。
 こういう縄文文化が1200くらいつくられた。そして、それ以後に弥生文化、農業文化が続いたんですが、そういう日本の基底文化、これは大変すばらしい芸術を生んだ文化で、岡本太郎の縄文土器はほとんど東北です。それでやっぱり東北は詩の国だ。芸術の国だ。だから太宰治も宮沢賢治も石川啄木も全部東北で、そしてすばらしい民俗芸能がある。こういう東北文化を守らなければならない。そして、これからの日本の文化の形の中に、そういう森の文化、海の文化を取り入れる。それは大変大事なことで、東北の文化を皆さんで得たので、それは私の大きな仕事の一つなのでお願いします。

★やはり原発を論じないというのはありえないというふうに、やはり原発を論じなくてはならないんではないかと。特に日本の将来のあり方として、やはり原発抜きの議論はあり得えないということを、私は申しましたら、菅さんも結構でございますと、大いに議論してくださいという言葉をいただいたんです。
<中略>
 やはりこれは文明の根本転換、これを出さないと、私は世界に通じないと思います。


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